黄金色の面影を見付けて 5
カーテンの隙間から薄らと差し込む太陽の光。その光が顔に当たり、眩しさでゆっくりと目を開く。もう朝かと思いながら、とりあえず現在時刻を確認する。今日は休日だから時間の心配は必要ないのだが、もうこれはいつもの癖みたいなものである。時計の短針は六の字を指していて、まだ良く働かない頭を動かして今日はどうするかと考える。
――つもりだったのだが、その前にもっと重要なことを思い出してしまった。そういえば昨日は何してたんだっけ、と考えたところで一気に眠気もぶっ飛んだ。慌てて体を起こすとそのままリビングに飛び出す。そこには、やはり見慣れた姿があった。
(あー……やっぱ酔うと碌なことねーな。絶対迷惑掛けてんじゃん)
リビングのソファで眠っている男を見ながらそんなことを考える。それからもう一度昨日何があったのかを思い出してみることにする。
昨日は火神達と一緒に飲みに行って、初めはいつも通りに情報交換をしたり談笑をしたりしていた。居酒屋なのだから当然酒もあって、いつも軽く飲んでいる量しか口にしていなかった筈なのだがそれがそもそも間違いだったらしい。人間になったことで体質が変わったのか、その量でさえ段々と意識がぼんやりしてきて……。
(酔ったオレを真ちゃんが引き取ってくれて、なんか色々と話しちまった気がするんだけど)
一応覚えてはいるから、記憶がないという悲惨な状況だけは避けられたらしい。だが、覚えていたところで過去に戻れる訳でもない。何を話してしまったかということは覚えているのだが、この酔いが醒めた状況で考えればどうしてあんなことを言ったんだろうなとしか思えない。
ちらりと横に視線を向けながら、コイツはあんな話を聞いてどう思ったんだろうと考える。自分のことを隠してきた訳ではないけれど、あまり話してこなかったのだから似たようなものだ。どうせ一緒に居れば分かることでもあり、緑間であれば前からある程度のことは理解しているのだろう。けれど心中複雑なのはどうにもならない。
「とりあえず、朝飯でも作るか」
この暮らしを始めてからは、当然だが家事をするようになった。勿論料理くらいはお手の物だ。緑間が家に来ている時には、毎回高尾が料理をするので腕の方も知られている。これだけ迷惑を掛けたのだから、朝食くらいは用意しないと申し訳ない。後は緑間が起きてからだなと、高尾はキッチンに移動する。
「和成……?」
一時間ほど経った頃だろうか。目が覚めたらしい緑間に声を掛けられて、高尾は「おはよう」と挨拶をする。それに緑間も「おはよう」と返すと、もうすぐ朝飯が出来るから待っててとだけ伝えて高尾はキッチンの中を動き回る。料理が苦手な緑間に特に手伝うこともなく、分かったとだけ答えるとそのままリビングに戻る。
それから数分が経つと、テーブルの上には朝食が並びだす。一汁三菜という日本の食事の基本が揃っている辺りは高尾らしい。洋食も普通に食べるとはいえ、やはりこの形が一番馴染んでいるのだろう。
「あのさ、真ちゃん」
朝食を食べながら、高尾はゆっくりと口を開いた。すぐに「何だ」と緑間は返してくれたが、高尾は何から話すべきだろうかと悩む。
一先ず昨日のことを謝ると、別に謝られるようなことをされた覚えはないと答えられた。高尾からすれば十分謝る必要があると思うのだが、緑間はそうは思っていないらしい。それにしたって、そのことで話さなければいけないことは昨日の自分のせいで幾つもあるのだけれど。
「オレ昨日酔ってたから、変なこといっぱい話しただろ? だから、そのー…………」
忘れろと言って忘れるものではないか、と言葉を区切る。けど、他になんて言えば良いのか。本当、酒って怖いなと考えながら頭の引き出しから言葉を探す。まだ若干昨日の酒を引きずっている頭で考えても、そうそうまともな答えなんて見付からない。それでも、もう酒飲むのは止めようということだけははっきりと理解している。そんなことよりもなんと言えば良いのかの答えを探す方が先であるのだが。
言葉に詰まった高尾を見ながら、緑間は溜め息を一つ。何を考えているかなんて知らないが、なんとなくは分かる。昨日のことを話題に出しているのだから、つまりそういうことなのだろう。
「お前は普段からあれくらい話すべきだと思うのだよ」
「え、あれくらいってオレかなり好き放題言った記憶しかねーんだけど」
「自分のことは何も言わないだろう」
そして今も、またくだらないことを考えているのだろう。
そう続ければ、高尾は目を大きく開いた。それくらいのことは、これまでの付き合いで緑間にも分かるようになっているのだ。高尾のポーカーフェイスはなかなかのものだが、生憎緑間には通用しないのである。
まさかそんな風に言われるとは思っていなかっただけに、高尾は改めてどうしたものかと考えることになる。今度は、先程とは別の意味で。
「真ちゃんさ、そんなにオレのこと甘やかしちゃって良いの?」
「お前よりはマシだろう」
これまた昨日と似たような会話を繰り返す。どちらの方が甘やかしているかって、それはどう考えても高尾の方である。高尾自身にも自覚があるだけに、そんなことはないとは言い切れない。これまでずっと見守りながら、緑間の言うことにはなんだかんだでどれも聞き入れていたのだから。
「あんな話されてさ、面倒だとか思わないワケ? 普通は思いそうなものだけど」
「どうしてそうなるのだよ。誰にでも怖いものくらいある。お前だけが特別ではない」
「いや、他にも色々とさ。なんつーの? 厄介じゃね?」
「オレはお前が一人で抱えているものを少しでも軽くしてやりたいと思っている。そうやって話してくれたのは、正直嬉しかったのだよ」
言わなければまたすぐに勝手に自己完結してしまうのだ。昨日のこともあり、本心をよく隠してしまうこの男のことを緑間はそれなりには理解している。面倒だなんてことは今まで一度たりとも思ったことはない。もっと彼のことを知りたいと、彼のことを理解したいと思ったことなら何度もある。
緑間にとって、高尾とはそういう存在なのだ。たった一人だった寂しい神様。多くのことを知っていて、けれど自分の行いから人々と距離を置いた。けれど本当は人と関わることが好きでよく笑う奴だということは、誰より緑間が分かっているのだ。
「和成、お前は自分のことを卑下しすぎた」
「そう、なのか? そんなつもりはねーけど……」
本人はこう言っているが、緑間からすればどうやったらそう言えるんだといった感じだ。諦め癖といい、どれもこれも高尾自身が長い間生きてきた上でついてしまったものだから仕方はないと分かってはいる。
けれど、それとこれとは別問題だ。いずれは時間が解決してくれるだろうが、もう少し自分に自信を持っても良いのではないかと緑間は思うのだ。
「無理にとは言わないが、もっと思っていることを話せば良いのだよ。オレがお前から離れることなどないのだからな」
おそらく、高尾が今聞きたい一番の言葉はこれだ。色々なことを話して緑間を傷つけたり、緑間に嫌われることこそが高尾の恐れていることなのだから。
どんなに表に見せていなくても、真ちゃんにはバレてるんじゃないのか。そんな風に高尾が思うくらいには、緑間には色々なことがすぐに分かってしまう。勿論、同じくらい高尾も緑間のことを分かっているのだけれども。
「そういえば、昨日火神に言われたんだ。お前との関係どうなのって聞かれて、相変わらずで何も変わらないよって答えたんだけどさ。そしたら、お前って誰とでも大体距離を取るだろって」
「それがお前の決めた人との距離なのだろう」
近すぎるとまた誰かを傷つけてしまうかもしれないから。
その言葉は声には出さなかったけれど、高尾と緑間のどちらもが理解している境界線の理由だ。その為にも距離を取り、自分が決めたラインを絶対に越えさせない。それが分かっているから、緑間も無理にその境界線を越えようとしたことはない。
「それでさ、火神からみたらオレは真ちゃんにも距離取ってるらしいんだけど、実際どう?」
高尾自身は気付いていなかったことを本人に直接尋ねる。緑間も火神と同じように、その距離を感じていたのだろうか。それが少し気になったのだ。
「なんとなくそんな気はしていたが、そこまで気にする程でもないと思うのだよ」
「けど、やっぱりオレは距離取ってるんだな。無意識って怖いな」
人との間に距離を取っていたのは、ある程度までなら高尾にも自覚はあった。けれど、今の緑間との距離にもまだ今一歩踏み込めていないというのは全然気が付いていなかった。無意識のうちに本能で取ってしまう距離は、高尾にも測れていない。
火神や緑間は、なんとなく感覚で高尾が置いている距離を測っている。そのラインは越えてはいけないというより、越えられないラインなのだ。高尾が無意識のうちにそれ以上人を入らせようとしない。これは高尾が本当に気を許さなければいけない。勿論、緑間達のことも気は許しているのだが、それだけでは一度作ってしまったラインを崩せないのだ。
「そういうのってどうすれば直るんだろうな。って、真ちゃんに聞いてもしょうがないんだけどさ」
確かに、緑間に聞いたところでどうすれば良いのかなど分かりはしない。けれど、火神達は緑間ならこのラインを壊すことが出来ると信じている。誰よりも高尾の近くに居て、誰よりも高尾のことを理解しようとしてくれている緑間なら。緑間以外の人間には無理だろうと、そう思っているのだ。
とはいえ、具体的な方法は誰にも分からない。何かがきっかけとなってその距離が縮むことになるのだろうが、緑間に出来るのはそのきっかけを作ることである。きっかけの作り方なんてものも分かるようなものではないけれど。
「和成、まだ人が怖いか?」
「んー……人が怖いってことではないと思うぜ? ただ距離を取ってただけで」
「それも元は傷付けないようにしていたからだろう。人間を、それからお前自身を」
ピタリ、と高尾の動きが止まる。それに合わせて緑間も手を休める。流石にここまでは自覚がなかったとは言わないだろう。それくらいのことは高尾自身も理解している。
「……そう見える?」
「お前の話を聞いていれば分かるのだよ。まぁ、見ていても分かるが」
見ていて分かるものなのか、とは高尾の心の声だ。だけど、緑間になら分かると言われても納得が出来る相手である。緑間がどれだけ人の為に動いてくれていたか。それは、高尾が一番近くで見ていたのだから。そう言われても不思議ではない。
人々を傷付けたくないから距離を取ったというのは本当だ。だが、それは同時に自分がこれ以上傷付きたくないという自衛本能もあった。あの事件が起こるよりも前から、人との寿命の差に心を痛めることは多かった。それはただのきっかけに過ぎなかった。人を傷付けたくもないし、高尾自身も心が疲れてしまった。それが、人と距離を取ったことの本当の理由だ。
「真ちゃんは、何でオレにそこまでしてくれるの?」
唐突な質問に緑間は「大切だから」だと答えるが、高尾はそういうことじゃなくてと首を横に振る。それならどういう意味で尋ねているというのか。それが分からずにじっと見つめていると、高尾は話の続きを口にし出した。
「ずっと前、真ちゃんがまだ小学生だった頃。どうしてオレに会いたいと思ったの?」
「それはお前が急に消えたからだろう」
「じゃあ、その後は? 先代みたいに必要最低限で付き合っていけば良いとは考えなかった?」
ああそういうことかと緑間は漸く高尾の問いの意味を理解する。お前のその疑問はいつから抱いていたものなんだと言いたくなったが、今は飲み込んだ。わざわざ聞かずとも、人との関わりを断ち切っていた彼がその疑問を持っていたというのなら初めからだろう。
馬鹿なことをとは思った。それでも、言葉にしなければ通じないことはある。目の前のこの男は不安になると昨晩話していたが、それも全ては長年の経験故。自らが実際に体験してしまっているから、分かってはいても不安要素を簡単に拭うことが出来ない。
だから、不安にならないように緑間は幾らだって言葉にするつもりである。高尾の抱くものを緑間は到底理解出来ないが、緑間にしか出来ないことだってある。それが、火神達が信じているものである。
「その答えが大切だからでは不満か? 放っておけなかったからだ。たった一人で悲しみも辛さも抱えて生きているお前を見て、少しでも力になってやりたいと思った。このままにしておけば、いつか壊れてしまいそうだった」
そう、いつか壊れるんじゃないかと思った。今はともかく、あの頃は感情さえ碌に出せないほどに苦しみを抱えて色んな感覚が麻痺していた。このままではいけないと思った。幼い頃に出会った彼が表情豊かだっただけに、余計にそう思ったのかもしれない。高尾の話は緑間の理解の範疇を超えていたけれど、神社を守る者として、一人の人間として、この神の力になりたいと思ったのだ。
「そもそも、そんなことを思うのもお前が人を傷付けることを恐れたからだろう。そういうお前は、本当はどう思っていた?」
「…………素面の時に聞くなよ」
「ならいつ聞けと言うんだ。話を振ってきたのもお前だが」
正論過ぎる緑間の言い分に高尾は返す言葉もない。別に話さないつもりではない。ただ、昨日の今日だったからそう零しただけだ。昨日は散々、余計なことまで口走ったという記憶があるから。要するにまだ昨日のことは引きずっているというだけである。
「オレはお前が大切だったよ。だから守ってきた」
「役割の話ではない。お前もそういう意味でオレに聞いてきただろう」
そういう意味がどういう意味かくらい、説明する必要はない。つい先程、高尾が緑間に尋ねたのと同じことを聞こうとしているのだから。ちゃんと話すこともままならなかったあの時、本当はどう思っていたのか。何を考えていたのか。求めているのはその答えだ。
「……嬉しかったよ。お前が探してくれたこと、オレの為にって考えてくれたこと。本当は、ずっと傍に居たかった。だけど、オレには拒絶しか出来なかった。でも、受け入れたかったんだ。何かすんじゃなくて、ただ一緒に居るだけで良いから。真ちゃんと居たかった」
今まで聞いたことのなかった言葉。これがあの当時、高尾が胸に抱いていた思い。緑間もちゃんと口にしたのはこれが初めてだったが高尾も同じだ。そんなことを思っていたのかと考えながら、あの時に自分の気持ちを伝える勇気があれば何か変わっていたのだろうかと頭の片隅で思う。けれど、それは所詮過去の出来事。どう思おうが今更変えることは出来ない。
けれども、それを言ってくれたならと。そう思ってしまうのは、それだけ相手のことが大切だからだ。もっと早くにそのことに気付けたら良かったのにと今なら思う。今だからこそ、こうやって話すことが出来るということも勿論理解している。
「お前はそうやって打ち明けるべきだ。気の知れた相手に、少しずつでも良い。そうして話せるようになれば、その距離もいつかはなくなるだろう」
どうすれば無意識に取っている距離をなくせるのか。緑間に考えられるのはそれだった。無意識レベルに取ってしまっているそれは、どうにかしようとして直せるものではない。だから、少しずつ。距離をなくせるように努力をすれば良い。直したいと高尾自身が思っているのなら、きっと直せるだろうと緑間は思う。
高尾が心を許しているのは、同じ神社を守っていた仲間達と緑間だ。それは高尾も分かっているけれど、最後の一歩の距離を縮めるには彼等にも滅多に見せない内面を見せるようになるところから始めなければいけない。全てを晒す必要はないとはいえ、あくまでもそういう心持が必要なのだろうと緑間の話で気付いた。
いや、心のどこかでは分かっていたのだろう。ただそれを見せるだけの勇気と信頼が持てなかっただけ。
「真ちゃん、今日なんか予定ある?」
「いや、特にはないが」
「じゃあ、ちょっと付き合って欲しいトコがあるんだけど」
良い? と尋ねられて、緑間に断る理由はない。すぐに肯定の返事をしてやれば高尾は小さく笑みを浮かべた。
「オレは真ちゃんより長生きしてるけど、だからって良いことばっかじゃないんだよね。色んなことを知っちゃうし」
多くのことを知る。それが良いことばかりではない。知りたくないことを知ったり、経験したくないことを何度も経験したこともある。そういった話はチラッと高尾から聞いたことがあるとはいえ、その胸中は高尾にしか分からない。辛いことなのだろうと想像することしか、緑間には出来ないのだ。
今は同い年でも本当の年齢は何百歳も違う。感じていること、考えることも違うだろう。けれど、それでも今は隣に並んでいられる。一緒に歩いて行こうと決めたのは二人だ。
「話すと長くなるだろうけど、聞いてくれる?」
あまり人に話したことはない。というより、殆どゼロみたいなものだ。喋るのは得意な方とはいえ、自分の気持ちを素直に口にするのは得意ではない。いつもその時の状況に合わせてより良い方を選び取り、自分の気持ちは押し殺してしまうから。昔は思ったままに言葉にしていたけれど、ここ何十年もそれはしないで生活をしてきた。だから、上手く話せる自信もない。
だけど、ここから始めなければいつまでも変わらないと気付いたから。表面上だけではない。いつだって真剣に向き合ってくれる彼に、ちゃんと話をしようと思った。隠していた訳ではないけれど、話すことはないと思っていた。これは自分の問題だからと。けど、そうではないと前から緑間は言ってくれていたのだと今更理解するなんて遅いにも程がある。そう自分でも思いながら尋ねる。
そんな問いが来るとは思わずに、緑間は若干驚いたもののすぐに柔らかな表情を見せた。わざわざ尋ねずとも、とっくに聞く準備は出来ている。むしろ話して欲しいと、知りたいと思っていたのはこちらで。
「ゆっくりで構わないのだよ。お前のペースで話すと良い」
上手く話そうとする必要もない。言い辛かったら止めてしまっても構わない。高尾のペースで話したいように話せば良い。どんなに時間が掛かっても良いのだ。時間は幾らでもあるのだから。何も気にせず、思ったままに話してくれるだけで十分だ。
緑間の答えに笑みを返すと、食べ終わった食器を片付けに立ち上がる。同じように緑間も食器を纏めてキッチンまで運ぶ。隣に並んだ自分よりも背の高い男の袖をクイッと引くと、少しだけ背伸びをしてそっと口付ける。
「ありがと、真ちゃん」
ふわりと笑ってそれだけを告げると、水道を捻って食器を洗い始める。いきなりの行動に緑間は目を大きく開いて高尾を見た。当の本人は平然と洗い物をしている。
けれど、良く見れば耳が普段よりも赤くなっているようだ。唐突な上に珍しい行動だとは思ったけれど、これも気持ちを表現しようとする高尾なりの行為だったのだろう。そうと分かれば、可愛いところもあるものだと愛しさが生まれる。
「和成」
名前を呼んで「何?」と振り返ったのに合わせて、そっとキスを落とす。それから「手伝う」とだけ伝えてやれば、頬をほんのりと朱に染めながら「うん」と小さく頷いた。
一歩。また一歩。少しずつ距離を縮めていこう。
今よりももっと近く。信頼できる相手だからこそ築ける関係に。
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